カラフルでメタリックなボトル、そして大きなスペードがトレードマークの高級シャンパン「アルマンド」。
高価なシャンパンということもあり、名前だけ知っているという方も多いと思います。
今回はそんなアルマンドの魅力やなぜこんなに高級なのかについてご紹介させていただきます。
1763年創業のキャティア社が生産を手掛けるシャンパーニュ地方で造られている最高級のシャンパンで、ブランド自体は2006年に誕生しました。
比較的新しいブランドではありますが、世界各国のセレブや高級クラブなどで人気を博しており、高級シャンパンの代名詞としてもその地位を確立しています。
シャンパーニュ地方モンターニュ・ド・ランス地区、シニー・レ・ローズ村で1763年創業のキャティア家が生産しておるシャンパンです。
キャティア家は家名をそのまま社名としてキャティア社として創業していました。
アルマンドの正式名称「アルマン・ド・ブリニャック」という名前は当時のキャティア家当主ジャン・ジャック・キャティア氏の母親が読んでいた小説の主人公「ド・ブリニャック」が由来になっているそうです。
「ド・ブリニャック」をワインの名称として商標登録されていましたが、何十年もの間業務を停止していたため使われないままになっていました。
2006年の新たなブランドリリースに合わせて、フランスに実際にある地名の「ブリニャック」名称に「アルマン・ド」を付け加え「アルマン・ド・ブリニャック」として業務を再開することになりました。
アルマンドというシャンパンはキャティア社のブドウ造りの経験を生かして「最高の中の最高のシャンパンを作りたい」という思いから始まり、現在もその思いを守り続けて高品質のシャンパンを作り続けています。
アルマンドは価格が安いものでも、同じく高級シャンパンの代名詞である「ドンペリ」の3倍とかなりの高額になっています。
何故こんなに高価なのかという理由の1つに、品質を守るために少量生産で製造されていることが挙げられます。
アルマンドに使用されるぶどうは全てプルミエ・クリュ(1級畑)で栽培された「ピノ・ノワール」「シャルドネ」「ピノ・ムニエ」の3種類、どのぶどうも初搾りの果汁のみを使用しています。
150年前に作られた3階構造、深さ30メートルにも及ぶシャンパーニュ地方で最も深いセラーで、4年以上(プレステージは8年以上)熟成させ、2~3種のヴィンテージをブレンドして更に1年の間、フレンチオークの樽で熟成させて作られます。
さらに驚くのは製造に関わる職人はわずか18人と大変少なく、ぶどう採取から圧搾、瓶詰め、ボトル磨きやラベル貼り、出荷まで、熟練職人がひとつひとつ丁寧に全て手作業で作られています。
手掛ける人数が少ないうえ伝統的な製法で造られるため、1本のアルマンドを生み出すまでにとても時間がかかるため、1時間で30本ほどというごくわずかな本数しか生産することができず、の品質へのこだわりと生産数の少なさから高価格になっていると言えます。
アルマンドの人気の1つにシャンパンは輝かしいコンテストの受賞歴があります。
世界の著名な評論家やソムリエたちが集結して、ブラインドテイスティングにて評価が行われる「100 Best Champagne For 2010」において高級シャンパンの代名詞でもあるドン・ペリニヨンなど1,000種類以上の一流シャンパンたちを抑えて、アルマンドが2006年に初リリースした「アルマン・ド・ブリニャック ブリュット ゴールド」が世界ランキング1位を獲得し世界に衝撃を与えました。
さらに「2020年世界ベストワインコンテストBWW Competition」でも、世界一の栄誉に輝き最上級のシャンパーニュとしての地位を確立していきました。
その後、オスカー賞やアメリカメジャーリーグのゴールデングローブ賞の受賞者への贈呈品として使用され、NBA、NFLでも採用されるようになりました
アメリカの有名ラッパージェイ・ZがPVでアルマンドを使用したことも人気に拍車をかけ、彼の妻であるビヨンセのコンサートで招待客に会場で振舞われたりと、海外セレブのパーティでも愛飲されるようになりました。
アルマンドのラインナップは、全部で6種類、それぞれボトルのカラーリングが異なっています。
2006年アルマンドで1番最初にリリースされ、コンテストで世界1に輝いたアルマン・ド・ブリニャックを代表する1本です。
名前の通り輝かしいメタリックゴールドのカラーが特徴的なボトルとなっており、アルマンドの中でも一番お手頃な価格となっています。
3つの異なるヴィンテージをブレンドしピノ・ノワールとシャルドネが40%ずつ、ピノ・ムニエが20%と果実味が強く、風味も砂糖漬けにしたオレンジの花やシトラス、ピーチ・アプリコット、ベリー、蜂蜜などの甘みが強く感じられるようになっています。
2008年にリリースされ、アルマンドで2本目のシャンパーニュになります。
ロゼらしいメタリックピンクのカラーが特徴的なボトルです。
ピノ・ノワール50%、ピノ・ムニエ40%、シャルドネ10%ブレンドし、最後に古木から収穫したピノ・ノワールの赤ワインを15%ブレンドされています。
風味はイチゴ、カラント、ベリーやチェリー、スイートアーモンドなど酸味がありつつも、上品で深みのある味わいとなっています。
メリカで毎年春に開催される「マスターズゴルフトーナメント」75回大会を記念して造られた特別仕様のシャンパンになります。
優勝者したゴルファーに贈呈される鮮やかなグリーンのジャケットにあわせて、グリーンのカラーとなっています。
また、ボトルの背面には、他のラインナップにはないミニスペードマークがあしらわれていのも特徴で、ラベリングした年の年号が刻まれ、フレンチピューターラベルが取り付けられた木製の木箱に入っています。
ボトルの中身はアルマン・ド・ブリニャック ブリュット(ゴールド)と同じです。
2015年に発売されたレッドは、もともとワイナリーの訪問者しか味わえない稀少品でした。
濃いメタリックレッドのカラーが特徴で、現在はネット販売などでも流通しており、一般の方も購入することが可能です。
ピノ・ノワール40%、シャルドネ40%、ピノ・ムニエ20%というアッサンブラージュはゴールドと同じですが地下セラーで6年間熟成させており、風味もキャンディ、グレープフルーツのような柑橘とはちみつのアロマ、果実味たっぷりの味わいが特徴で洗練された泡立ちと上品な甘みが特徴です。
アルマンド初となる単一ブドウ品種のシャルドネだけを使用し、コート・ド・ブラン地区とモンターニュ・ド・ランス地区のシャルドネを半分ずつの割合でブレンドしているのがポイントとなっており、メタリックシルバーのボトルとラベルが特徴です。
風味は洋梨とナッツ、シナモンやバニラの甘いスパイスの香りですっきりとしたさわやかな辛口になっています。
2015年にリリースされてから数年に一度しかリリースされない希少な限定商品のシャンパンです。
2015年の初リリース以来、発売されたのは2019年の一度だけで3,535本限定で販売され、日本には120本しか輸入されませんでした。
すべてのボトルに1から3,535までの刻印とデゴルジュマンの日付が記されており、地下セラーで6年間熟成されたピノ・ノワール100%のシャンパンとなっています。
風味はアプリコット、ブラックベリー、チョコレートやブーケなどの複雑な香りで、スパイスと豊潤さと繊細な風味が特徴です。
いかがでしたでしょうか?
最高級シャンパン・アルマンドはカラフルで現代的なボトルと、少人数の職人により伝統的な方法で丁寧に作られるとても高品質なシャンパンです。
是非とも特別な日に味わいたいものですね。
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